ルノー カングーの個性的なデザインや使い勝手に惹かれる一方、「買って後悔しないか?」と不安を感じていませんか?「カングー 後悔」と検索してしまう気持ち、よく分かります。
この記事では、カングー購入で考えられるデメリットとその対策、さらにオーナーのリアルな声(満足点・不満点)を詳しく解説します。価格、装備、乗り心地、使い勝手、故障リスクなど、気になるポイントを網羅しています。
この記事を読むことで、カングーの注意点を理解し、本当に自分に合うか客観的に判断できます。後悔のない納得のいくクルマ選びのために、ぜひ参考にしてください。
- カングー購入で後悔しやすい具体的なポイント
- 考えられるデメリットへの具体的な対策や考え方
- 実際にカングーに乗っているオーナーの正直な評価
- カングーが自分に本当に合っているかの判断基準
カングーで後悔する可能性がある5つのデメリットと対策

画像:ルノー
カングーは多くの魅力を持つ一方で、日本の一般的な乗用車とは異なる特性も持っています。購入後に後悔しないために、事前に知っておきたいデメリットと、それに対する対策や考え方を見ていきましょう。
1. 価格設定:特に新型は「カングーにしては高い」と感じる?

画像イメージ:クルマックス
特に2023年に登場した3代目(新型)カングーは、先代モデルから大幅に価格が上昇しました。装備や性能が向上したとはいえ、「商用車ベースの気軽なクルマ」というイメージを持つ人にとっては、「カングーにこの価格は高い」と感じてしまう可能性があります。同価格帯であれば、国産ミニバンなど、より装備が充実した選択肢も視野に入ってきます。
オーナーの声(不満点)
「【価格】総額で500万円近い見積もりが出ました。カングーに500万は高いと感じてしまいますね。」
[10年寝たろう]さん(価格.com)
「とくになし 敢えて挙げれば、カングーが400万円!というところ。 400万円のクルマ相応の内装の質感があり問題ないが、もう少し華やかさや色気があると良いかなとは思います。本国では働くクルマですからね。ないものねだりですね。」
[hdtntdjm]さん(みんカラ)
こうした価格設定について気になる場合は、購入前に次のような点を考慮してみると良いでしょう。
- 価値観の確認
カングー独自の魅力(デザイン、積載性、走り、雰囲気)にどれだけ価値を感じるか、改めて考えてみましょう。価格以上の価値を見いだせるかが重要です。 - 中古車を検討する
価格を抑えたい場合は、先代モデル(カングー2)や、新型でも走行距離の少ない中古車を探すのも有効な手段です。特にカングー2は根強い人気があります。 - 競合車と比較検討する
シトロエン ベルランゴやプジョー リフター、フィアット ドブロといったライバル車と比較し、価格と性能、デザインのバランスを検討してみましょう。
2. 内装・装備:国産車のような「おもてなし装備」は少ない

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カングーは元々商用車(LCV)をベースとしているため、内装の質感は価格帯を考えるとややチープに感じるかもしれません。また、日本のミニバンでは当たり前になりつつある電動スライドドア、後席リクライニング、オートブレーキホールドといった快適装備が搭載されていない点も、人によっては不満に感じる可能性があります。特に新型カングーは価格が上がった分、装備面での物足りなさを指摘する声もあります。
オーナーの声(不満点)
「内装の質感は、シトロエンベルランゴよりは少しマシなものの、総額500万というクルマとしては残念感しかありません。シトロエンベルランゴはフランス車らしいエスプリを感じるのでまだ許容できるのですが、新しいカングーは内装に面白味というのはほぼ感じられないのも残念なところです。」
[10年寝たろう]さん(価格.com)
「後部座席のスライドおよびリクライニングがない。 真夏のエアコンの効きがあまり良くない。 街乗りメイン時の燃費があまり良くない。 (夏のエアコン強め以外の時期は未検証) 有線のCarPlayはすぐ途切れるため使えない。 ブレーキホールドがあればなお良かった。」
[402w]さん(みんカラ)
もし内装や装備について懸念がある場合は、以下の点を検討することをおすすめします。
- 「道具感」を楽しむ
カングーの魅力は、高級感よりもむしろ「使い倒せる道具感」にあります。割り切って、そのシンプルさを楽しむという考え方もあります。 - 必要な装備を見極める
自分や家族にとって、本当に電動スライドドアや後席リクライニングが必要か、改めて考えてみましょう。なくても問題ない、あるいは手動の方が良いと感じるかもしれません。 - 試乗で確認する
実際に試乗して、内装の質感や装備の使い勝手を確認することが最も重要です。写真やカタログだけでは分からない部分を体感しましょう。 - アフターパーツでカスタマイズする
収納を追加したり、シートカバーを変えたりと、自分好みにカスタマイズする楽しみもあります。
3. 乗り心地・走行性能:独特のフィーリングと注意点

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フランス車らしい、しなやかで疲れにくい乗り心地はカングーの美点ですが、人によっては「フワフワする」と感じるかもしれません。また、旧型(特に1.2Lターボ+EDC)では低速時のギクシャク感、新型ではCarPlayの接続不安定やACC(アダプティブクルーズコントロール)のエラー報告など、電子制御系の挙動に不満を持つ声もあります。エアコンの効きが弱い、燃費が期待ほど良くない(特にガソリン車や旧型1.6L AT)といった点も挙げられます。
オーナーの声(不満点)
「まず前提として、このクルマはカスタム・チューニングなしだと相当不満が出ると思います。 特に走り始めのギクシャク感が気になりました。 ただ、少し手を入れてあげると効果テキメンでいい子になります。 以下のはそれでもどうしようもならないところ ・クリープ現象の不自然さ ・後部座席のシートがリクライニングしないこと ・燃費」
[えいてる]さん(みんカラ)
「いっぱい良いことは書きましたが不満な点は ・Applecarplayは有線では使い物にはならない 必ずBluetoothで接続する物が必要 ・後部座席はエアコンではなく送風のみ ・ACCはかなりエラー表示出ます 他の電気系のエラー表示も出る (エラー表示は故障ではなく、単なるアプリケーショ ン不具合、今後のアップデートに期待。一応エンジンを切れば治ります。) ・オートブレーキホールドが無い (以下略)」
[shikachi193]さん(みんカラ)
乗り心地や走行性能、電子デバイスについて気になる点がある場合は、以下の点を検討してみましょう。
- 試乗でフィーリングを確認
乗り心地の好みは人それぞれです。必ず試乗して、自分の感覚に合うか確認しましょう。高速道路や市街地など、普段使う状況に近い環境で試せるとベストです。 - EDC/ATの特性を理解する
特にデュアルクラッチトランスミッション(EDC)や旧型のAT(AL4)は、日本のCVTやトルコンATとは異なる特性を持っています。試乗でその挙動を体験し、許容できるか判断しましょう。 - ソフトウェアアップデート情報を確認
CarPlayやACCの不具合については、ソフトウェアアップデートで改善される可能性があります。ディーラーに最新情報を確認しましょう。(ただし、根本的な解決に至らない場合もあります) - 燃費は過度に期待しない
特にガソリン車や旧型AT車の場合、燃費性能は最新の国産車に劣る場合があります。燃費を最重要視する場合は、ディーゼルモデルを検討するか、他の車種も視野に入れる必要があります。
4. 使い勝手:便利な点と、少し不便な点

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広大な荷室と観音開きのダブルバックドアはカングーの大きな魅力ですが、一方で不便な点もあります。例えば、後席はリクライニングや前後スライドができないため、乗員や荷物に合わせて柔軟にスペースを調整することが難しいです。スライドドアは手動で、やや重く感じる人もいます。ダブルバックドアは狭い場所での開閉に制限があり、雨の日に荷物を出し入れする際に濡れやすいというデメリットも。また、新型カングーは全長が伸びた割には室内空間、特に後席足元が思ったほど広くないという意見も見られます。
オーナーの声(不満点)
「全体的に言えることは、意外とゆったりではないと感じたこと。大柄な私がフロントシートで普通にポジションとると意外に後席の足元が狭い、靴先のおさまりが悪いなどが気になりました。むしろシエンタの方が脚元広く感じるぐらいです。リヤのスライドドアも国産と違い電動でないのは普通ですが、座ったままで開閉がやりずらいのも気になる点です。(中略)あと気になる点は、リヤシートがリクライニングしない事、トランクスペースが以外に狭そうなこと、助手席がフルフラットにならない事など。」
[10年寝たろう]さん(価格.com)
「•ハンドルの復元力がなく勝手に左にそれて行く。(ディーラーに相談したら、足回りの構造がシンプルで調整があまり出来ないのでどうしようもないという事で一番ガッカリ) •カックンブレーキ(社外で対応) •オートワイパーのポンコツさ •スライドドアの固さ(子供が勝手に開け閉め出来ないから良いが) •後席の座面が短くリクライニング出来ない(身長177cmの私は正直後ろ乗りたくない) •エアコンの効き •燃費が悪い」
[Mr.kesuuyu]さん(みんカラ)
使い勝手の面で気になる点がある場合は、購入前に以下の点を検討することをおすすめします。
- 自分の使い方をシミュレーションする
普段どのような荷物を積むか、後席に人を乗せる頻度や時間はどれくらいかなど、具体的な利用シーンを想定し、カングーの仕様で問題ないか確認しましょう。 - 実車で確認する
後席の広さやスライドドアの操作感、ダブルバックドアの開閉などは、実車で確認するのが一番です。可能であれば、家族と一緒に試乗してみましょう。 - 割り切りと工夫
多少の不便さは「カングーらしさ」と捉え、工夫して乗りこなすという考え方もあります。例えば、雨の日の荷物の出し入れは、大きな傘を使うなどの対策が考えられます。
5. 故障リスクと維持費:輸入車ならではの注意点

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一般的に輸入車は国産車に比べて故障のリスクが高いと言われることがあります。カングーも例外ではなく、特に旧型モデルではAT(AL4)のトラブルや電装系の不具合、消耗部品の寿命が短いといった声が聞かれます。部品代や整備費用も国産車より高くなる傾向があります。新型カングーはまだ登場して日が浅いですが、ACCやCarPlayなどの電子デバイス関連の不具合報告があり、今後の信頼性については未知数な部分もあります。
オーナーの声(不満点)
「故障が多い!修理、整備代が高い!」
[さくさく73]さん(みんカラ)
「エンジン関係がとにかく壊れる。部品の寿命が短い。次から次へと壊れるw」
[2V0]さん(みんカラ)
「レーダーカメラの不具合、CarPlayが使えない等の改善が進まない。リアシートにリクライニングやスライドがあって欲しい。車幅はつかみやすいが小回りはきかない。」
[よねにい]さん(みんカラ)
故障リスクや維持費について心配な場合は、以下の点を考慮しておくと安心です。
- 信頼できる販売店・整備工場を見つける
ルノー車に詳しい、信頼できるディーラーや整備工場を見つけておくことが重要です。購入後のメンテナンスや万が一のトラブル時に頼りになります。 - 保証内容を確認する
新車・中古車ともに、保証の内容や期間をしっかり確認しましょう。延長保証への加入も検討する価値があります。 - 定期的なメンテナンスを心がける
輸入車は特に、定期的な点検やオイル交換などのメンテナンスが重要です。日頃から車の状態に気を配り、早めに異常を発見・対処することが、大きなトラブルを防ぐことにつながります。 - ある程度の維持費を覚悟する
国産車と同じ感覚で維持できるとは考えず、ある程度の修理費や部品代がかかる可能性を考慮しておきましょう。
カングーが向いている人

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ここまでデメリットを見てきましたが、もちろんカングーにはそれを補って余りある魅力があります。以下のような方には、カングーは最高の相棒になる可能性が高いでしょう。
- 唯一無二のデザインが好き
カングーの持つ、どこか愛嬌のある個性的なデザインに強く惹かれる方。 - 積載性を重視する
キャンプ、アウトドア、DIY、仕事道具など、たくさんの荷物を積む機会が多い方。 - フランス車らしい乗り味を好む
長距離でも疲れにくい、しなやかな乗り心地を求める方。 - 「道具感」を楽しめる
高級感よりも、気兼ねなく使える道具としてのクルマを求めている方。 - 多少の不便さは気にしない、むしろ楽しめる
最新の快適装備がないことや、ちょっとしたクセも「味」として受け入れられる方。 - 運転すること自体が好き
MT車を選びたい方や、EDCのダイレクト感を好む方。 - 他の人とは違うクルマに乗りたい
個性を大切にし、街中で同じクルマとすれ違うことが少ない方が良いと感じる方。
カングーが向いていない人(後悔する可能性がある人)

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一方で、以下のような方にとっては、カングーは期待外れとなり、後悔につながる可能性があります。
- コストパフォーマンスを最優先する
車両価格や維持費をできるだけ抑えたい方。同価格帯の国産車と比較すると、装備や燃費で見劣りする部分があります。 - 最新の快適装備・豪華装備を求める
電動スライドドア、後席リクライニング、豪華な内装などを重視する方。 - 故障リスクを極力避けたい
クルマのトラブルは絶対に避けたい、維持費は最小限にしたいと考える方。 - 燃費性能を最重要視する
ハイブリッド車のような低燃費を期待している方。(ディーゼルモデルは比較的良好です) - 洗練された乗り心地や静粛性を求める
高級セダンのような静かでスムーズな乗り心地を期待している方。 - リセールバリューを気にする
数年後の売却価格を高く維持したい方。(人気はありますが、輸入車なので国産人気車種ほど安定しない可能性も) - 新型カングーのデザインやコンセプトに魅力を感じない
特に旧型カングーのファンで、新型のデザイン変更や価格上昇に納得できない方。
カングーオーナーからのポジティブな声

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デメリットや注意点も理解した上で、多くのオーナーがカングーに満足し、愛着を持って乗り続けています。ここでは、オーナーからのポジティブな声をご紹介します。
オーナーの声(満足点)
「【総評】 買って大満足です。車を買い換えると長く乗る方なので丈夫そうだし、BMWよりは維持費は安いだろうと思って買いました。その上、ADAS系は充実しているので安全に遠くまで連れて行ってくれそうです。ただ大満足ではありますが、カングー3は競合車のランクを上げたことによって、もっと選択肢は他に広がり、わざわざカングー3を選ぶ人は多く無い様な気がします。(中略)まとめると、カングー3はいい車で、もちろんカングーではあるのでカングー2的な使い方は可能だけれど、ちょっとこれまで購入していた人たち以外が選択しそうな車と感じます。」
[まさぴろ0619]さん(価格.com)
「【総評】 正直、これまで国産車4台、ドイツ車2台を乗り継いできて7台目になりますが、1番気に入っています。可愛くなくなったという意見が多いようですが、個人的には商用車のギア感が好きなので、むしろこのデザインが好きです。(中略)いい意味で「おもちゃみたいな車」なので乗っていて楽しいし、所有感もあります。いい車=高級車が欲しいといった価値観とは全く別のベクトルで購入する車だと思います。今のところ非常に満足です。」
[harunatsu01161027]さん(価格.com)
「中の広さ(横と高さ)、オーバーヘッドコンソール、荷室の大きさ、見た目とキャラクター、高速とワインディング走行性能。ベルランゴ、ドブロと比べたけどやはり勝ってるなと。日本車とは比べられない。愛車ってこういうことなのかなと。」
[largetry]さん(みんカラ)
「日本のミニバンのように多機能ではないが、むしろそれが良い。積載量に加え、程よい道具感があってgood。 以前はボルボのV40に乗ってたが、やっぱり視界が広いのは当たり前に良い。」
[Anngoo2022]さん(みんカラ)
「なんといってもデザインが素晴らしい。想像以上にコンパクトな外観ですが中は広い。見てるだけで癒される不思議な感覚を覚えます。(中略)ゆるい見た目、クイックでないステアリングとシフト、ソフトなシート、コーナーでのロール、表面的にはスポーツカーとは真逆ですが、走り込んでみると車体、ステアリング、ブレーキの剛性感に気付く。アクセルのオンオフに加減速がタイムラグなしに反応。腰高の車体をすぐに安定させる足回り。見た目、スペックと実際の走行感のギャップに驚きます。マシュマロでくるんだロックですね。」
[マシュマロック]さん(みんカラ)
カングーに関するよくある質問(FAQ)

画像:ルノー
新型カングー(3代目)と旧型(2代目)の主な違いは何ですか?
新型カングーは、プラットフォームが一新され、ボディサイズが拡大(特に全長と全幅)しました。エクステリアデザインも大きく変更され、よりモダンでシャープな印象になっています。内装の質感も向上し、ADAS(先進運転支援システム)が大幅に充実しました。
エンジンラインナップも変更され、1.3Lガソリンターボと1.5Lディーゼルターボが主力となり、トランスミッションは7速EDC(デュアルクラッチ)が組み合わされます。価格帯も旧型より大幅に上昇しています。旧型(2代目)は、よりコンパクトで愛嬌のあるデザイン、シンプルな装備、比較的安価な価格設定が特徴でした。
「【エクステリア】 確かに、カングーらしい可愛さはないですが、自分は好きです【インテリア】 直線を基調としたシンプルなデザイン 【エンジン性能】 ディーゼルですが、必要十分【走行性能】 一般道、高速道路はもちろんのこと、意外と行ける峠道【乗り心地】 柔らかすぎず、硬すぎない絶妙な塩梅【燃費】 田舎道、高速で100km/5.2Lは出来すぎ【価格】 妥当だと思いますが、他の選択肢が広がる価格ではあります」
[みっさん?!]さん(価格.com)
ディーゼルとガソリン、どちらを選ぶべきですか?
どちらが良いかは、使い方や好みによります。ディーゼルはトルクフルで力強く、燃費性能に優れ、燃料費(軽油)も安いため、長距離移動が多い方やランニングコストを重視する方におすすめです。ただし、車両価格はガソリン車より高めで、エンジン音や振動が気になる方もいるかもしれません。
ガソリン車は、エンジン音が静かでスムーズな回転フィールが魅力です。発進時のレスポンスも軽快です。街乗り中心の方や、静粛性を重視する方に向いています。ただし、燃費性能はディーゼルに劣り、燃料はハイオク指定(新型)となります。
「【エンジン性能】ディーゼルです。まだ慣らし中なので全開にはしていませんが2000回転も回せば十分走ります。ミッションもとても優秀でダイレクト感があります。音もディーゼルとは思えない静かさです。試乗したガソリン車は軽快に回りますが、カングーの性格ではディーゼルの方が合っていると判断しました。」
[まさぴろ0619]さん(価格.com)
「街乗りメインのためガソリン一択でしたが子供2人含む4人乗車でも力不足を感じることなく力強く走ります。」
[402w]さん(みんカラ)
故障は多いですか?維持費はどれくらいかかりますか?
一概に「多い」とは言えませんが、国産車と比較すると、マイナートラブルを含め、故障のリスクはやや高い傾向にあるかもしれません。特に旧型モデルのAT(AL4)や電装系には注意が必要です。新型モデルでも電子デバイス関連の不具合報告が見られます。
維持費については、部品代や整備工賃が国産車より高くなる可能性があります。燃費もモデルによってはそれほど良くないため、燃料代も考慮が必要です。ただし、ディーゼルモデルを選べば燃料費は抑えられます。定期的なメンテナンスをしっかり行い、信頼できる整備工場を見つけることが、結果的に維持費を抑えることにも繋がります。
「8年12万キロ乗って、大きめの故障は ターボパイプの割れが2回、 燃料ポンプのカプラー接触不良が1回、 イタフラ車としては優秀だと思います。」
[ゆういち@junk-garage]さん(みんカラ)
「燃費も含めて維持費がかかる。パーツの品質が悪いのに部品代が高い。でも好きだから、あばたもいくぼです。」
[まるやまけ]さん(みんカラ)
乗り心地は硬いですか?長距離運転は疲れますか?
カングーの乗り心地は、一般的に「フランス車らしいしなやかさ」と評されることが多いです。路面からの衝撃をうまく吸収し、フラットな姿勢を保とうとするため、長距離運転でも疲れにくいという声が多く聞かれます。シートの出来も良く、腰痛持ちの方からも評価されています。
ただし、感じ方には個人差があり、特に新型は旧型に比べてややしっかりした(硬めと感じる人もいる)乗り味になったという意見もあります。また、商用車ベースのため、静粛性は高級乗用車ほど高くはありません。試乗して自分の感覚に合うか確認することをおすすめします。
「【乗り心地】さすがフランス車です。今まで乗っていたBMWはどこまでも速く目的地まで連れて行ってくれましたが、その分もっと速くもっと飛ばせと言われているようで疲れます。そこにいくとこの車は上質の乗り心地でどこまでも乗っていたい気になります。また腰痛持ちですが、BMWに負けず劣らず腰は痛くなりません。」
[まさぴろ0619]さん(価格.com)
「視界が高く、少々のロングドライブも疲れない。」
[Master_ GT]さん(みんカラ)
ライバル車(ベルランゴ/リフター/ドブロ)との違いは?
シトロエン ベルランゴ、プジョー リフター、フィアット ドブロは、カングーと同じくヨーロッパのLCV(ライト・コマーシャル・ビークル)をベースとした乗用モデルで、直接的なライバルとなります。これらの車種はプラットフォームを共有している兄弟車(ステランティスグループ)であり、基本的な骨格やディーゼルエンジンは共通しています。
主な違いは、エクステリア・インテリアのデザイン、乗り味のセッティング、装備内容、価格設定などです。例えば、ベルランゴはより個性的で快適性重視、リフターはSUVテイストで走り重視、ドブロは機能的でシンプルなデザインといった特徴があります。カングーは、これらライバルと比較して、より乗用車ライクな乗り味やデザインを持つと言われることもあります。最終的には、デザインの好みや試乗した際のフィーリングで選ぶのが良いでしょう。
「中の広さ(横と高さ)、オーバーヘッドコンソール、荷室の大きさ、見た目とキャラクター、高速とワインディング走行性能。ベルランゴ、ドブロと比べたけどやはり勝ってるなと。日本車とは比べられない。愛車ってこういうことなのかなと。」
[largetry]さん(みんカラ)
新型カングーのCarPlay接続不安定問題は解決しましたか?
新型カングー(3代目)の発売当初から、Apple CarPlayが有線接続で不安定になったり、途切れたりするという不具合が多くのオーナーから報告されています。これに対し、メーカー側も問題を認識しており、ソフトウェアアップデートでの改善が進められているようです。
しかし、2024年に入っても完全に解決したという情報は少なく、依然として不安定な状況が続いている可能性があります。ワイヤレス接続アダプターを使用することで安定するという声もありますが、根本的な解決には至っていないようです。購入を検討している場合は、ディーラーに最新の状況や対策について確認することをおすすめします。
「CarPlayが全く繋がらない。iPhone13ユーザーですが、純正のケーブル、ヨーロッパで評価の高かったケーブル、変換コネクタと試してもダメ(相当投資したおかげでいらない充電ケーブルが増えた)。ディーラーに相談しても明確な回答がいただけてなく、困っております。はやくアップデート対応してほしいものです。仕方ないので、無線接続キットをかう予定。(これも高いが)」
[しのん@]さん(みんカラ)
「新型カングーはがっかり」「売れてない」って本当ですか?
新型カングーに対して「がっかり」という声があるのは事実です。主な理由としては、旧型からの大幅な価格上昇、デザインが「カングーらしくない」と感じる人がいること、装備面で国産ライバルに見劣りする点などが挙げられます。特に長年のカングーファンからは、旧型の持つ独特の雰囲気が薄れたと感じる意見もあります。
「売れてない」かどうかについては、具体的な販売台数データがないため断言は難しいですが、価格上昇やライバル車(ベルランゴなど)の登場により、旧型ほどの爆発的な人気にはなっていない可能性はあります。しかし、一方で新型のデザインや性能を評価し、満足しているオーナーも多く存在します。絶対的な販売台数よりも、自分の価値観に合うかどうかが重要と言えるでしょう。
「【エクステリア】このエクステリアは個人的には微妙です。フロントのデザイン処理はまだしも、特にリヤ周りのデザイン処理がフランス車としてはまとまりが悪いですね。(中略)今回のカングーは先代と違って競合も色々とあり、それらとよく比べてみて、納得の上で手にするなら後悔はないとは考えますが、旧型と異なり個性も薄くなって、トランクなどもライバルと比較したら狭く、格下のシエンタにもトランク容量でも迫られと、凡庸で個人的には到底おススメは出来ない車になってしまいました。」
[10年寝たろう]さん(価格.com)
「観音開きのリアゲートの利便性、車内の匂い、ガタピシいう走行音、フワフワした乗り心地、高速での運転のしやすさ、これら全てデカングーから引き継がれた美点です。」
[itafranori]さん(みんカラ)
まとめ:カングーで後悔しないために

画像:ルノー
ルノー カングーは、他にはない個性的なデザイン、圧倒的な積載性、そしてフランス車ならではの心地よい走りを持つ、非常に魅力的なクルマです。しかし、その一方で、価格設定、装備、使い勝手、維持費など、購入前に知っておくべき注意点も存在します。
「カングーで後悔した」とならないためには、まず今回ご紹介したデメリットやオーナーの声を参考に、カングーの特性をよく理解することが重要です。そして、ご自身のライフスタイルやクルマに求める価値観と照らし合わせ、「自分にとって許容できる範囲か」「価格に見合う価値を感じられるか」を冷静に判断しましょう。
特に、乗り心地や操作感、室内の広さなどは、カタログやネットの情報だけでは分かりません。必ず試乗して、実際のクルマに触れてみることを強くおすすめします。 可能であれば、ガソリン車とディーゼル車、あるいはライバル車も乗り比べてみると、より納得のいく選択ができるはずです。
カングーは、決して万人受けするクルマではないかもしれません。しかし、その個性を理解し、愛せる人にとっては、かけがえのない最高のパートナーとなってくれるでしょう。この記事が、あなたの後悔のないカングー選びの一助となれば幸いです。